直島も良いけど、岡山の個人ギャラリー「S-HOUSE Museum」も気軽にアートが楽しめる!

2018年5月28日

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S-HOUSE Museumに行ってきたはるまきです。

S-HOUSE Museumって知ってますか?

 

S-HOUSE Museumホームページより

コンセプト(基本理念)

・この美術館は、前方視的ミュージアム(Prospective Museum)と名づけた、新たな美術館のあり方を提案する実験的なものです。

・変化する芸術家の創作活動を通して”同時代を生き生きと体感できる美術館”を目指します。

展示する作家を固定し、10年計画で作家ごとに毎年新作を加えて展示し続けます。

・我が国で今後の活躍が期待され、世界各地で活発な活動を続けている現代芸術の俊英たちの作品を展示します。

・我が国の誇る最先端の現代美術に直接触れていただきたいとの思いから選考しました。

何か凄そうですね…

しかも、これを建築したのは、金沢21世紀美術館を建築した世界的建築ユニットSANAA
ちなみに岡山大学にあるJテラスカフェもSANAAが建築しています。

外観も斬新で、コンセプトもクールでちょっと恐縮しちゃいますよね。

でも、この美術館の魅力はその逆なんです。
現代アートを超アットホームな空間で観れます。

まず、ここが建っている場所ですが、

思いっきり住宅地の中です。
確かに目立ってはいますが、「お洒落な民家だな」と思って素通りしてしまうくらい美術館には一見思えません。

この扉もまさか入口とは思えませんw

が、よーく見るとちゃんと「S-HOUSE Museum」って書いてあります。

これは気づかないw

「これだけ変わっているんだから、さぞ中も変わっているに違いない。。個性がめちゃくちゃ強いんだろうな。。」

と思って、恐る恐る入口を明けると・・・

優しそうで気さくな女性(後ほど、この方が館長の奥さんでアートコレクターの花房恭子さんと知る)がお出迎え。
館内(家?)の説明、写真撮影OKっていうこと、飲み物を用意してくれることとか、一通りざーっと教えてくれました。

前衛的な雰囲気でお出迎えかと気構えてたので、いきなりギャップが凄まじいですw
全然気取ってなくて、ウェルカム感が出てて、本当に拍子抜けしました。

…と言いながらも、そのすぐ横では「Chim↑Pom」の映像作品が大音量で流れていて、それも驚きますw

Chim↑Pomは、何かと話題になるアーティスト集団ですが、有名なところで言えば、渋谷の岡本太郎の壁画に原発の絵を付け足したことですね。

飾られているこのネズミの剥製も有名ですね。

あ、これ渋谷のドブネズミを剥製にしてピカチュウを作った「スーパー☆ラット」ってい作品です。

入口から色々と強烈なお出迎えですが、S-HOUSE Museumには、10人のアーティストのスペースがあって、それぞれの作品を展示しています。

明るい部屋(庭園)
Chim↑Pom
伊東宣明
加藤泉

毛利悠子
太田三郎
下道基行
周防貴之(建築)
高田冬彦

これらのアーティストが1階と2階に展示されていて、小さいのであっという間に回れます。

作品との距離も近いですし、何よりも家なのでアットホームな気持ちで楽しめます。
美術館というより、面白い家に遊びに来た。
それくらい気軽な感覚ですね。

 

毛利悠子:子供部屋のための嬉遊曲

この作品、とてもおもしろかったです。
ピタゴラスイッチみたいに一定期間ごとに作品が動きます。
ちびっこが喜びそうな好奇心が刺激されます。

あと、個人的に好きな「」っていうチームの展示もあります!

:Distributin Works #2017

本当は「目」がこれまでの作品で使った道具を展示した倉庫みたいな部屋をカメラを付けた小さな電車が走って、その映像が白い布に映し出されるはずなんですけど、カメラが故障していて見れませんでしたw
それでも、「目」がこれまでの作品で使った道具がみれて満足です。

 

これ以外の作品も面白かったです。
あまり写真をアップしすぎるとネタバレになるので、これくらいにしておきますw

 

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2階は広々した空間!

1階の作品を観たら、いざ2階へ!

階段には、「目」の列車が通るレールがちょこっと見えます。
かわいいですね~。

登りきると2階には大きな机!

しかも、コーヒーも用意いただいていました。
机の上には、展示アーティストの本や「S-HOUSE Museum」の取材記事とかも置いてあって、ついついくつろいで読んでしまいます。

室内を見回すと、ゴムの木の葉にピアスをした作品がありました。

これ、とても良かったです!
奥さんも「家で真似したい!」と興奮してましたw
作品展示マップには載っていないですが藤井龍さんという方の作品らしいです。

 

コンセプトを理解する

ここまで過ごしてみて、「S-HOUSE Museum」のコンセプトの意味を理解します。

改めて、冒頭のコンセプトを読むと。

コンセプト(基本理念)

・この美術館は、前方視的ミュージアム(Prospective Museum)と名づけた、新たな美術館のあり方を提案する実験的なものです。

・変化する芸術家の創作活動を通して”同時代を生き生きと体感できる美術館”を目指します。

展示する作家を固定し、10年計画で作家ごとに毎年新作を加えて展示し続けます。

・我が国で今後の活躍が期待され、世界各地で活発な活動を続けている現代芸術の俊英たちの作品を展示します。

・我が国の誇る最先端の現代美術に直接触れていただきたいとの思いから選考しました。

うん、確かにこの通りでした。

味わったことのない日常に接近したアート体験でした。

しかも、「そろそろ帰ろうかな」と言う時に、館長さんの花房香さんが来られて、目の作品の紹介や5月には新作に切り替わるという話などを聞けました。

花房香さんもフランクで柔らかな方でアットホーム感を感じて不思議な感覚になりました。

ちなみに、花房香さんの紹介を一応しておくと、

・公務員兼アートコレクター兼臨床心理士

・大学時代から瀧口修造に傾倒し、その精神を根付かせたいという思いから「奈義町現代美術館(Nagi MOCA)」の創設に大きく関わる

・公務員でピッツバーグ大学に留学した時に仲良くなった荒川修作に電話で「奈義町現代美術館」の展示作品の制作依頼し快諾(太陽の部屋

・「奈義町現代美術館」の建築を建築家 磯崎新の妻で彫刻家の 宮脇愛子に電話で依頼し快諾。奈義町現代美術館の宮脇愛子の作品(大地の部屋

・「奈義町現代美術館」で建築家 妹島和世に声をかけ、その縁で「S-HOUSE Museum」の建築をお願いする

です。
只者ではないですね・・・w

で、帰り際に、

「また来てください」

と言われ、本当に家に立ち寄るような気軽で温かな気持ちになりました。
いやー、コンセプト通りやられました!

新作に切り替わる5月以降にまた行こうと思います。

「アート=高尚なもの」と思っている方こそ、きっと新鮮な体験ができる場所です!
ぜひ行ってみてください☆

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