日本ジーンズ発祥の地、岡山県倉敷市「児島」のジーンズの話

2018年5月28日

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初めて奥さん(当時は彼女)と岡山に来た時、奥さんから

「岡山は、日本のジーンズ発祥の地なんじゃよ」

と言われ、倉敷市児島を案内してもらいました。

岡山は、桃太郎、備前焼、マスカット、白桃とかそういう何となく知ってたけど、ジーンズ発祥の地っていうのは知らなくて、「誰もが履いているものを日本で一番初めににつくった」っていうところに渋さを感じて、結構興味を持ったんですよね。

で、児島にあるジーンズ屋さんが一同に集結しているジーンズストリートにも連れてってもらったんだけど、人通りが少なくて結構寂しい印象だっだんですよね。

そう言えば、あの時は、付き合ってまだ半年とかだったから、道中とかも超キャピキャピしてたなあ。


出典:倉敷市公式観光サイト


出典:児島商工会議所ホームページ

で、せっかくジーンズストリートに来たんだからということで、「桃太郎ジーンズ」の本店に行ったんだけど、細い足の自分には合わなかったんですよね。

結局、ジーンズストリート外の「Johnbull」(ここも児島生まれのブランド)で今も重宝しているお気に入りの一本買いました。
良い思い出です。

そんな感じで、初めて岡山に来た時に、「ジーンズ」の印象がかなり強烈だったので、
当時、この本を買って読んだんです。

 

表紙には小さく「TOKYOでもなく OSAKAでもない…瀬戸内の小さな街で生まれた国産ジーンズが今、世界を席巻する!」と書いてあって、カッコイイなって思いましたね。

で、内容はざっくり言うと
「児島でジーンズが誕生して、発展したのはどうしてなのか?を考えてみました!」
っていう本です。

そんで、ジーンズが誕生した理由をざっくりまとめると、

1000年近く、ひたすた干拓(海を陸地に変えていく作業)に取り組んだから、「勤勉な精神」が養われたんだ。著者的には、それがきっとベースにあると思っている。

でも、干拓したところは、塩の影響があって、米とかが栽培できないから、綿花の栽培を始めたらしい。

で、綿花から木綿つくって、木綿製品を作って稼いだ。

(~時は江戸時代~ 木綿製品を売ってた野崎武左衛門という人が、塩田事業で起業して、超金持ちになった)
著者的には、この「起業家スピリット」も、ジーンズ誕生に影響していると思う。

児島は、海に面していたので、物流だけじゃなくて、色々な情報も入手しやすかった。
著者的には、これもジーンズ誕生に影響していると思うんだ。

で、児島では、木綿製品の技術のおかげで、学生服の生産が大々的に始まったんだよ。
※ちなみに、学生服メーカーのトンボもカンコーも児島発。今も学生服のシェア80%が岡山。

けど、イギリスで超便利な新素材(テトロン)が生まれて、旧素材(ビニロン)で学生服を作っていた中小の学生服メーカーは大打撃受けた!!

中小企業の1社、マルオ被服(後のBIG JOHN)は、
「テトロン扱えない弱小のウチは大手に敵わない。。今、ジーンズが人気らしい、そうだ、ジーンズをつくろう!」

ジーンズの作り方をゼロから始めるが、試行錯誤、失敗の日々…
けど、児島スピリット(勤勉な精神と起業家スピリット)で、遂にマルオ被服(後のBIG JOHN)が国産ジーンズ第一号をつくる!

他社も国産ジーンズ生産を始める!

って感じでした。
だいぶ、個人的にまとめちゃっていますが、元のほうがもっと分かりにくいはずですw

この本は、著者が、マーケティングや経営戦略の教授なので、戦略視点で書かれている部分が多い中、「勤勉な精神」とか、「起業家スピリッツ」とか、「全員に必ずしも影響しないのでは?」って思う部分もちょっとありましたが、丸っとジーンズのことをコンパクトに知れるので、面白い一冊です。

ただ、一番、面白かったのは、実は、
「BIG JOHN」「桃太郎ジーンズ」「KAPITAL」の経営者へのインタビューですね。
むしろ、これ読むだけでも買った価値ありました。

誕生秘話とか、こだわりとかが書かれてるんですが、
その中でも「KAPITAL」創業者平田俊清さんへのインタビューは面白かったです。

平田さんも、奥さんが岡山出身だったので、「岡山に行ってみよう」っていうことで移住したらしくて、大学も経済学部で服飾デザイナーとは全然無縁。
でも、アメリカ放浪したり、ジーンズの下請けしたりして、個人の価値観をぶつけたいってなって強く思った結果、超オリジナリティある服を、ミシン一台から作っていったみたいです。

「KAPITAL」っていうブランド名も、岡山県児島を世界のジーンズの首都(キャピタル)にしようという志のもと、その名がつけられたみたいです。
そのドでかい思想も本当にカッコイイですね。

自分とは、境遇も経験してきたことも全然違うんですが、奥さんが岡山出身で、岡山に住んだこともない人が、専門とか専門じゃないっていう概念を超えて、ちゃんと根をはって事業をされていることに当時、「こういう生き方もできるんだ!」とかなり感銘を受けましたね。

で、その時にはじめて
「自分がやるべきことができるなら、住む場所は関係ないんだ!」

と強く思って、
「奥さんに付いていくことは何となくかっこ悪いこと」
っていうダサい考えが吹っ切れました。

ありがとう!KAPTAL!笑

ただ、KAPITALの服は、だいぶ個性が強いので、僕はなかなか着れない(というか全然似合わない)です 笑

面白い一冊なので、『日本ジーンズ物語』読んでみてください!

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