地方では、企画だけ、制作だけは難しい。企画も制作もそこそこできる人がめちゃ重宝される。

2019年5月17日

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超久しぶりの投稿のはるまきです。

ありがたいことに、最近、WEB制作したり、運用したり、企画したりすることが多く、そちらに時間割いてました。
移住して3年になろうとしている中で、地方でWEBに携わる時に思ったことを書いてみます。

 

地方ってやっぱりWEBディレクターが少ない

移住したばかりの頃にも書きましたが、地方の会社ってWEBの運用視点を持った制作兼ディレクター人材がかなり少ないです。

分かりやすくするために、WEBに携わる人を大まかに3つに分けると、①サイトを制作する人②更新作業をする人③営業をする人になると思います。

①の制作する人がプログラマーとかデザイナーとかで、②の更新作業をする人が事務系で、③の営業する人が営業系です。

で、3者とも運用すること(着実に育てていくこと)はあまり考えてなくて、何か問題が起きた時にはじめて改善要望を出す場合が多いです。

特に事務の人は、今ある仕組みの上で作業を進めているので、その作業から外れるものがあると嫌がります。

だから、問題が起きた時に、制作できる人にお願いする事が多く、仕組み自体が抱える課題にはなかなか目がいきません。

「マニュアルや既存運用に則った行動はできるけど、それ以外はちゃんと説明してほしい。ドキュメント化してほしい。」っていう状態です。

その一方で、利益獲得に奔走している営業からしたら、商材が増えたり、競合に比べて弱いところが分かると、今のフローを変えようと動くことがよくあります。

で、こうなった時に、営業系も事務系もWEBの仕組みを変えることができないので、結果的に制作者に依頼が次々と舞い込みます。

でも、制作者からすると、優先度も粒度もバラバラな状態で話が舞い込むことが多いので、「何でこんなところを今すぐ変えるの必要があるの?」と感じてしまう依頼も結構あります。

それをそのまま「難しいです。」と伝えると、「代案を出してほしい。というか、制作できるんだから、運用もできるんじゃないの?」とか、「制作する時にもっと先の運用のことまで考えて設計してほしかった。」みたいなことを言われることが多いです。

言いたいことは分かるんですけど、この思想は無理があるんですよね…

先のことを見越すのは大事なんですが、そうは言っても、制作者も「制作する作業者」なので。。

 

なんでこうなってしまうのか?

こういうことが起きるのは、WEBに関わる人全員に「Webサービスを育てるという視点が少ない」というのが理由だと思います。

裏を返せば、「WEBに過度な期待をしてしまっている」ということです。コーポレートサイトとかイベントページとかならまだ良いんですが、会員サイトとかECサイトとかになると制作後こそが重要なんですが、その後改善していく視点が欠けてしまっていることが多いです。

その結果、「サイト作ったけど、反響が全然ない」、「リニューアルしたのに売上伸びない」とか、不満へ繋がってしまいがちです。

こうさせないためにも、最初からディレクションをしていくことが超重要なんですが、格好良さとかトレンドとかの手法に絞られてしまって、運用のしやすさとか、運用がまわりやすい体制とかの話になかなか話が及ばないまま、リリースされることが多いです。

その結果、WEBに関わる一部の人が空回りしてしまい、無邪気に無茶な要求をしてしまったりすることが多いです。

「登録が少ないから、トップページにでっかいバナーを貼り付けよう!」とか、「流行りのチャットボットいれよう!」とか、「AIで自動化できるって聞いたんだけど?導入できないの?」とか 笑

サービスを改善したいという気持ちはあるんだけど、その手段が思いつきになってしまうというパターンです。

 

どうしたら良いのか?

移住したばかりの頃は、WEBの運用視点を持つディレクターを地方に増やそうって言ってました。

が、これ難しいです 笑

理由は、地方にはWEBサービスを運用している企業がほとんどないからです。
移住してみて切実に感じます。

地方で、WEBサービスを事業として運用している企業はかなり少ないので、運用経験を積んだ人の数が少ないです。しかも、WEBサービスを提供している会社であっても豊富な人材がいる訳ではないので、不足している部分をアウトソーシングすることが多く、結果的に地方にある広告代理店や制作会社に知見が集中します。

その結果、WEBディレクターのような役割は、制作する時だけ、手っ取り早く代理店や制作会社へお願いしてしまうことが多くなります。
(おかげで、地方の制作者はリテラシーが低い人向けの守備範囲はかなり広いような気がします。)

こうなると、移住当初に言っていた制作者がディレクターの視点を持とうと言ったところで、既に似たような状態になっているし、むしろ制作者の守備範囲を広げないと仕事が進まないです。

では、これを踏まえて、どうするべきか?

UIターンで東京から採用するのが一番手っ取り早いです。本当に。

先に書いたように、地方でこういう人を育てるには、やっぱりWEBサービス運用経験がないと難しいです。
それが期待できない現状では、やはり東京や都市圏で経験を積んだ人を連れくる必要があります。

 

どんな人が地方に向いている?

結論、WEBの仕組みもある程度分かりつつ、営業サイドの言いたいこともある程度分かり、そして自分で手を動かしてある程度制作できる人です。

大事なのは、「ある程度」っていうところで、よくUIターン考えている知り合いとかから仕事の相談受けると、「企画はできるけど、制作できない」、「広告の提案はできるけど、運用はできない」「制作はできるけど、企画がないと作れない」といったケースがあります。特に一番目。

これは、層が厚く分業の進んでいる東京では十分ですが、地方では正直働きにくいです。

良くも悪くもジェネラリスト的な働き方が求められます。

逆に言えば、「企画も運用も制作もそこそこできる」っていう人は、地方のWEBではかなり活躍できると思います。

だから、WEBディレクターっていうと、東京にいた時は、「プロデュース能力を持った全体管理をするマネージャー」のイメージが強かったですが、岡山で仕事をするうちに、「制作をしつつ、打ち合わせでビジネス要件もまとめてスケジュール管理もするプレイングマネージャー」のようなイメージに変わりました。

地方で求められるのは、営業、事務、制作者のそれぞれのリテラシーの差を補いつつ、出来る限り最小工数で求める効果を上げることです。

これ言うのは簡単ですけど、調整につぐ調整があったり、全員のリテラシーが低い分、制作の仕組みを理解しないと工数が爆上がりしてしまったりして、大変だと思います。

だから、現場経験が多く、色々なことをそこそこできる人の方が地方では活躍しやすい環境なんです。

 

現場好きでジェネラリストの人は地方移住はあり!

そうは言っても、何だかんだわざわざ地方に移住する人ってなかなかいないです 笑

やっぱり年収は下がるし、刺激は減るし、友達もいなくなるし。

でも、僕も少しずつではありますが、やり方次第で、年収も上げていけるし、刺激も作れるし、仕事仲間が増えます。

向き不向きはあっても、コツコツやっていくと、面白いことは地方でもできるので、東京飽きた方はぜひ移住を考えてみてくださいー!

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